完全な知性と不完全な僕の思考

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も全て見えているであろう。

心情と就活記と生活記

贋作

結局、僕は何にも秀でてなくて、

ただ、得意そうな顔でいると、周りが優秀なんだと勘違いして、

僕にまとめ役を託して、

僕自身もそれに甘んじていただけなのかもしれない。

 

誰彼構わず、僕以上の結果を残すものには嫉妬して、

だからといって、自分がそれに熱意をもって打ち込めるのか、

といえばそうでもない。

 

 

人間関係でもそうで、

嫉妬を続けているだけのちっぽけすぎる男でしかない。

 

結局、贋作は贋作のままで、ここまで歩いてきたという事実は、

ただ偶然の産物であるだけかもしれない。

一か月

どうやら前に更新したときから1か月経ってしまったらしい。

 

バイト先の人たちにフェアウェルパーティーを開いてもらったのも

ずいぶん前のように感じる。

 

この一か月は、東京と徳島を行ったり来たりしながら生活して、

ようやく先週落ち着きだした。

 

 

とは言うものの、

まだ日本の大学のゼミには戻れていないし、

就活もインターンのESを出す段階だ。

 

投資銀行の夏インターン突破セミナーみたいなものにも参加してみたが、

去年のShare projectでやったことと、それほど変わらない内容だった。

 

 

そんなこんなで、

夏は外資投資銀行部門や戦略コンサルを中心にESを出すという

調子に乗った感じの就活をしている。

 

どれだけ通るのかわからない不安の中やっていたが、

先日、米系投資銀行の一社から連絡があり、

希望していたIBDとは違う部門を提示されてしまった。

 

提示された部門に興味がないわけではない、

というか、むしろ興味は大あり、なのだが、

 

気になるのは、IBDにはもっと優秀な人たちが応募していて、

はじき出される形でほかに回されたのか、

 

提示された部門に見いだされたのかどうか、だ。

 

 

まあ、後者の可能性は限りなく低くて、たぶん前者であることはわかっているのだけど。

7days left

帰国まで一週間になってしまった。

 

今になったら早かった、といえるかもしれないが、

振り返ると、随所随所で相当な努力もしたし、

長かった。

 

 

ちょっといろいろ考えたんだけど、

この留学で一番大きかったのは、

アルバイトの経験だと思う。

 

 

仮に、僕の将来に大きなことが起こって、

これから限りなく落ちぶれていったとしても、

日本を出れば、どうにか働いて暮らしていける、ということが分かった。

 

他人から見ればそれだけのことか、って感じかもしれないけれども、

 

僕にとって、最低ぎりぎりのラインで命綱があることを確認できたのは大きい。

 

という話。

Why am I fed up with creativity?

僕はクリエイティビティという言葉が嫌いだ。

というか、クリエイティブと、その周辺の概念自体が嫌いだ。

 

今までは、自分がそれを嫌っていることに理由なんてないと思っていたけれど、

いま、ふと、そしてはっきりと思い出した。

 

あれはたしか小学校三年生とかそれぐらいのとき。

 

小学校の図工の時間で、

朗読される物語を聴いて、その情景を絵にする、という授業があった。

 

物語の内容は、大まかにしか覚えていないが、

青年が夜中から明け方に、森の中にある湖で、龍と出会い会話する、という内容だった。

物語の大半は夜中で、ラストでようやく明け方、という時間設定だけは確かだ。

 

 

僕は、話を聞いて、絵が嫌いではなかったが、得意ではなかったので、

人より時間をかけて描き上げた。

 

書き上げた後、先生の所に見せに行くと、

大げさに驚き、教室中に聞こえる声で、

「あなたの絵は暗すぎる。」と一言言い放った。

お話しを聞いた限り、青年と龍が会話していたのは、夜中だった。

僕は、濃紺の空に星を描いていた。

一方、周りを見渡すと、なぜか空を水色で描いている子供たちが多かった。

会話していた時点では、夜中のはずなのに。

 

そして先生は、僕よりも早く書き上げて遊んでいた女子を呼び、

「○○(僕)君の絵を直してあげなさい。」と指示。

 

その女の子は、したり顔で、

「あなたの絵はここがダメなのよ。」と上から目線の発言。

僕の濃紺の空の上に限りなく白に近い水色の絵具を塗りつぶした。

彼女は、結構なおてんばというか、脳内お花畑自己中人間だったので、

僕の絵のほとんどを自分の好きなように塗り替えていった。

 

お話をちゃんと聞いて、僕なりの忠実に再現した作品、

僕の創造性は、簡単に否定され、

「明るい絵が好ましい」という、

教育上の理由なのか、その教師のルールなのかよくわからない圧力で塗りつぶされた。

 

子供に創造性を育むのが、小学校における図画工作の授業の目的のはずなのに、

結局は、その教師一人の頭の中の押し付け。

 

結局、出来上がった作品は、

僕の書いた部分はほとんど残っておらず、

女の子の描いたもので埋め尽くされ、

その教師も「うん。これでずいぶんよくなった!」だのなんだのと、のたまった。

 

 

この出来事から、僕は絵というもので自分の考え、想像を表現しても、

また否定されることが怖くなり、

美術の時間は、ほとんど書いてるふりをしつつ時間をつぶすだけだった。

 

この経験から、美術や芸術系の授業に期待をしなくなったし、

そもそもクソで程度の低いものとしか認識しなくなった。

 

十人十色の歓声があるはずなのに、自分を表現しても否定される授業よりも、

確定した答えがあり、正解を出しさえすれば否定されない、

数学や英語などの授業の重要性に気付いた。

 

だからこそ、勉強ができるようになって、今の僕があるのかもしれない。

 

だからここに、高らかに、お礼を述べよう。

 

四国のT県で小学校教諭をし、美術を教えていた酒井先生。

あなたのクソみたいな授業のおかげで今の僕があります。

あなたのクソみたいな思考の押し付けで、

美術みたいなゴミのような学問に時間を費やす必要がないと気づけました。

謹んでお礼申し上げます。

おかげで僕は自身の創造性を発揮することをひどく恐れるようになりました。

できるだけみじめに破滅して死んでください。

 

あと、僕の絵を塗りつぶしてくれたFさん。

意味の分からない、というか意味をなさない

英語もどきの文章をFacebookに投稿しているのをいつも嘲笑ってます。

今も十分落ちぶれていることは存じておりますが、

今よりもっと落ちぶれて僕を楽しませてください。

お賃金と悩み

今のバイト先、

日本人の中年のおっさんが嫌いな意外はみんな優しくて、

すごくお世話になってるバイト先。

 

特に、オーナーの息子のジャスティンと、

よくシフトが一緒になるトーマスはめちゃやさしい。

 

なんだかんだで、先月働きまくって、£550いったしね。

 

この時期の現金は、なかなか使い方に困るというか、

欧州は電子決済が主流化しすぎてて、

現金だと逆に不便な場合が多い。つらい。

 

 

 

 

話は変わってるのか変わってないのかよくわからないけど、

昨日もバイトに行ってたんです。

 

そこで、こっちの同じ大学に正規留学生として通ってる日本人の24歳の人、

前にも書いた日本人の女性、でなんとなく日本人同士で話してたんだけど、

なんだかんだとみんな悩みを抱えているようで。

 

特に、2人とも、正規留学生で、3年間こちらの大学に通っている。

そんな人に共通して感じるのは、日本人特有の感覚があまり好きではなさそう、ということだ。

 

年上だから無条件に敬う、とか、

ムラ社会的感覚、とか。

 

んで、男の子と一緒に帰ってるときに、

二人しておっさんについての文句。

 

イギリスに来てまで、日本人むき出しだよな、っていう。

 

日記なのでオチはない。

矜持

ほら、よく言うだろ~?
人生には無限の可能性があるってさ~。
僕はそんなの信じてないんだ。
いつだって選べる道は少なかった。時には道は1本しかなかった。
その、少なかった可能性の中から自分で選んだ結果が僕をここまで連れてきた。だからこそ僕はその選んだ道を……選ばなくちゃならなかった道を大切にしたい。

 

FF8 アーヴァイン

 

ふと思い起こせば、

消防士やコックさん、サッカー選手にマラソン選手、弁護士に美容師と、

子供のころになりたかった職業は、確かにあった。

 

でも、周囲の人よりも勉強できたことや、

時代のニュースに流されたり、自分の思い込みで、

選べる道は次第に減っていった。

 

でも、誰に文句を言っても、

どこに文句を言っても、自分の生活が向上することはなくて、

善後策すらとれない。

 

だから、今までの自分を受け入れて、

努力して生活を向上させるしかできないし、そうするべきなんだ。

約束 一部

 

 

 

 

今さよならを告げるように終わりの賽は投げられた

決して伝わることのない愛を君に歌うよ

「忘れないよ」なんて言葉が胸の奥に閊えたまま

叶わなかった未来紡ぐ淡い約束

 

それが決して叶わないと知りながら

「またね」なんて、果たせない薄情な指切り

 

どんなささやかな幸せでさえ

いつは壊れてしまうから

もう何もいらないと、そう思ったはずなのに

君の顔も君の名前も頭から消えてくれなくて

嘘を告げた君の言葉が離れないんだ

 

 

何もなくさずして「大切」の言葉には気づけない

あの時僕たちは何を得て失ったのだろう

 

 

今さよならを告げるように

始まりの賽は投げられた

最後に伝わることのない愛を君に歌うよ

君のこと、君といたこと

些細な思い出も全部

約束とともに幕を下ろそう

 

君と過ごしたかけがえない青