約束 一部
今さよならを告げるように終わりの賽は投げられた
決して伝わることのない愛を君に歌うよ
「忘れないよ」なんて言葉が胸の奥に閊えたまま
叶わなかった未来紡ぐ淡い約束
それが決して叶わないと知りながら
「またね」なんて、果たせない薄情な指切り
どんなささやかな幸せでさえ
いつは壊れてしまうから
もう何もいらないと、そう思ったはずなのに
君の顔も君の名前も頭から消えてくれなくて
嘘を告げた君の言葉が離れないんだ
何もなくさずして「大切」の言葉には気づけない
あの時僕たちは何を得て失ったのだろう
今さよならを告げるように
始まりの賽は投げられた
最後に伝わることのない愛を君に歌うよ
君のこと、君といたこと
些細な思い出も全部
約束とともに幕を下ろそう
君と過ごしたかけがえない青