2016-07-11 贋作 Share on Tumblr 結局、僕は何にも秀でてなくて、 ただ、得意そうな顔でいると、周りが優秀なんだと勘違いして、 僕にまとめ役を託して、 僕自身もそれに甘んじていただけなのかもしれない。 誰彼構わず、僕以上の結果を残すものには嫉妬して、 だからといって、自分がそれに熱意をもって打ち込めるのか、 といえばそうでもない。 人間関係でもそうで、 嫉妬を続けているだけのちっぽけすぎる男でしかない。 結局、贋作は贋作のままで、ここまで歩いてきたという事実は、 ただ偶然の産物であるだけかもしれない。